リンゴのマークとカタカナで「アップル」と書かれた看板。車を運転する人なら、一度は目にしたことがありますよね。全国各地に店舗がありますので、車を売るときの候補として考えている人も多いのではないでしょうか。
売却する前に気になるのは、すでに利用したことのある人の評判や口コミですよね。利用者の満足度がとても高いことで知られていますが、なぜそのような評価になるのでしょう。
- アップルなら高値で買い取りしてもらえるの?
- 満足度が高い理由はどこにある?
- 1円でも高く売るポイントがあれば知りたい
ここではそんな疑問や要望に対して、アップルを利用したことのある人の口コミや評判をまとめて、高値買取のポイントも含めてご紹介しています。これから車を売ろうと思っている人が読むことで、満足度の高い売却を実現できます。
アップルの人気が高い2つの理由
中古車の買取業者として、すぐに思い浮かぶ会社のひとつがアップルではないでしょうか。創業は1989年ですので、30年近く車買取専門店として数多くの中古車を買い取りしています。店舗数は全国に236店舗もあり、これまでに160万台もの買取実績があります。
知名度の高い買取業者で、中古車業界での買取シェアは10%程度あります。このシェアはガリバー、ラビット、T-UPに続いて4番手にあり、買取業者が増えてきた今でも、多くの人がアップルを利用していることが分かります。
その理由として挙げられるのが、下記の2点です。
- 丁寧な応対をしてもらえる
- 高値で買い取りをしてもらえる
アップルはとにかく応対の良さが高く評価されています。2014年〜2017年まで4年連続オリコン日本顧客満足度ランキングで1位になっているほど、利用した人の多くが「利用して良かった」と感じていますが、もちろん利用者が多いのはそれだけではありません。
満足できるのは顧客対応だけでなく、査定額も納得できる金額を提示しているからです。だからこそ数ある業者の中からアップルが選ばれています。それではなぜ、他社よりも高い金額で買取ができるのでしょう?その理由について次章で詳しくご紹介します。
アップルが高価買取を実現している3つの理由
高価買取が魅力のアップルですが、どうして他の買取店よりも高い査定額を提示できるのか気になりますよね。どこかでズルいことをしているのかと、疑う人もいるかもしれません。でも安心してください。それにはちゃんとした理由があります。ここではその理由についてご紹介します。
- 買い取りした車を直接オークションで販売している
- 社内のコストカットによって無駄を省いている
- 高く売れる地域のオークションに出品している
1.買い取りした車を直接オークションで販売している
高値買取を掲げている業者の多くが、自社買取自社販売をしています。そうすることでオークションの費用分だけ高い査定額を提示しています。アップルは自社販売も行っていますが、基本的にはオークションで売却します。
そうすると費用が発生するじゃないかと思うかもしれませんが、多くの業者は自分で出品せずに、専門の業者に出品を依頼しているため、さらに中間マージンが発生します。その中間マージンを徹底して省くことで、他社に負けない高価買取を実現しています。
2.社内のコストカットによって無駄を省いている
自社販売にあまり力を入れていないのは、それによる在庫リスクを省くためです。売れると思ったのに、全然買い手が見つからなかった場合、いつまでもその車が店舗や保管場所に置いておかなくてはいけません。車は無限に保管できるわけではありませんので、それだけビジネスチャンスを逃すことになります。
さらに在庫することで、それを管理しなくてはいけなくなりますし、整備する作業者も必要になります。買い取りした車をすぐにオークションに出すことで、店舗で在庫するリスクをなくし、人件費も削減できるというわけです。様々なコストカットを行い、そこでの利益を査定額に反映しているのがアップルの特徴です。
3.高く売れる地域のオークションに出品している
あまり知られていませんが、日本国内の地域ごとに人気の車種が違います。例えばトヨタ車は東海地区、マツダ車は中国地方で高い人気があります。雪国では4WDの車に人気があるなど、その地域ごとの特性があり、当然人気車種ほどオークションでも高値がつきます。
このため、北海道で買い取りしたマツダ車を広島のオークションで出品するのが理想ですが、小さな買取店ではなかなかそこまではできません。全国展開をしているアップルの流通網があるからこそ、最適な地域での出品が可能になり、高値買取につなげています。
アップルの評判はいい?悪い?
それでは実際にアップルを利用して、車を売却した人の評判をチェックしてみましょう。
- 接客がとても丁寧だった
- 査定スピードが早くてスムーズだった
- 満足できる査定額だった
- 思ったよりも価格が低かった
4年連続満足度No.1という実績が示すように、とにかく接客が良かったという評判が多く見られます。中古車買取では強引に買い取ろうとするセールスマンが多く、それがトラブルに繋がることが珍しくありません。ところが、アップルの担当者はとても対応が丁寧で、ストレスがほとんどなかったという口コミがほとんどです。
さらに、査定から契約までがとてもスムーズで、査定スピードも早い点が高く評価されています。なかなか査定額を教えてくれない買取業者もあるなかで、無駄な駆け引きもされないため、気持ちのいい売却ができます。
査定額に関しては、評判がきれいに分かれます。高値がついたという人もいれば、まったく金額がつかなかったという人もいます。オークションに出品して利益をあげていますので、オークションで売れない車には値段をつけることができません。
不人気車や走行距離の長い車、古い車などはどうしても買取不可か、低額査定になります。ただし、最近は海外への輸出なども手がけているため、日本で値段がつかないような車でも、それなりの査定額をつけてもらえるようになりつつあります。
基本的にはいい評判が多いアップルですが、査定額に差が出るのは少し悩ましいところですよね。とはいえ、いくつかのポイントを意識するだけで、アップルでも高額査定をしてもらえることがありますので、次章ではそのポイントについてご紹介します。
アップルで車を高く買い取ってもらうための方法
新車購入の資金を少しでも増やすために、1円でも高く売りたい。そういう人のために、アップルで高く買い取ってもらうための方法をご紹介します。大事なのは以下の3つのポイントです。
- 走行距離は5万km以内で売る
- できるだけ早く売る
- 社外品はノーマル部品に戻して売る
- 車一括査定経由で申し込む
走行距離は5万km以内で売る
自社販売ではなく、オークションに出品しているため、欲しい人がいる車でなければ、なかなか高値をつけてくれません。その条件としてアップルでは走行距離をとても重視します。10万km以上走ったような車は、国内市場において、ほとんど価値がないと判断されます。
ひとつの目安として、走行距離は5万km以内の状態で売るようにしましょう。なおかつ年間の走行距離は1万km以下が理想です。それを超えてしまいますと、オークションでいい値段がつきませんので、過走行になる前に売却しましょう。
できるだけ早く売る
中古車の買い取りには季節ごとの価格変動があります。一般的には3月や9月が高値で売れると言われていますが、5月に売却を考えて「今はタイミングが悪いから9月まで待とう」というのは、あまりおすすめできません。
4ヶ月の間に買取価格はゆっくりと下がっていきます。9月に買取額が上がるとはいえ、5月の値段まで戻るようなことはほとんどありません。その期間に走行距離も伸びてしまいますので、アップルに売る場合には、とにかく早く売るようにしましょう。
社外品はノーマル部品に戻して売る
自社買取自社販売の業者の場合は、改造部品などをプラス評価してくれることもありますが、アップルはオークションに出品しますので、買い手がつきやすい状態にしておく必要があります。社外品は安全面からあまりいい評価をされませんし好みが分かれます、できるだけ査定前にノーマル部品に戻しておきましょう。
車一括査定経由で申し込む
アップルに限らず、車は複数の買取業者を競わせて売った方が高く売れます。アップルに直接申し込むと、どうしても足元を見られて査定額が高くなりません。しかし車一括査定を経由すれば他社と競わなければ買い取れないため、最高額を提示するしかありません。これについては次章で詳しく解説していきます。
車を高く売るためには一括査定を活用する
アップルで車を高く売る方法が実はもうひとつあります。それが車一括査定サイトを利用しての売却です。車一括査定サイトというのは、車の情報や個人情報を1度入力して申し込みするだけで、複数の業者にまとめて査定依頼できる便利なサイトです。
このサイトを利用する最大のメリットは、相見積もりの状態になって買取業者同士が競い合うように査定額をあげてくれることにあります。
例えば、アップルだけに査定依頼をする場合、競争相手がいませんので、やや控えめの査定額になります。極端な買い叩きはされませんが、それでも1円でも安く買い取りをしたほうが、自社の利益になるため、ディーラーの下取りよりもやや高いくらいの金額しか提示してもらえません。
ところが、売ってもらえなければ1円の利益にもならないどころか、査定時間などが無駄になって損をします。競争相手がいるとわかると、最初から自社で出せる限界の金額を提示してもらえます。わざわざ「もう少しなんとかなりませんか?」と交渉する必要もありません。
いくつもの業者に査定依頼がいくため、その数だけ電話対応をしなくてはいけないというデメリットもあります。それでも査定額が数十万円上がったということもありますので、少しでも高く売りたいのであれば、車一括査定サイトの利用がおすすめです。
ただし車一括査定サイトを利用すると、強気な態度のセールスマンが担当になり、不快な思いをする可能性があります。この点に関してはとてもストレスを感じる人がいますので、その対処方法について次章で説明しておきます。
セールスマンの強気な態度に屈しない
アップルのセールスマンは教育が行き届いているため、強引な契約を結ぼうとするケースはほとんどありません。ただし、車一括査定サイトを利用すると、相見積もり状態になることもあって、かなり強気に売却を迫ってくるセールスマンにあたってしまう可能性があります。
対応方法を間違えると、トラブルにもつながりますので、ここではどのように向き合えばいいのか、そのポイントを説明します。
売りたくない人にははっきりと断る
どのセールスマンに対しても、曖昧な態度を取らないようにしましょう。曖昧な態度をとる人は優柔不断な人が多いため、強気に押せば自社で買い取れるかもしれないと思って、どんどん強気になっていきます。この人には売りたくないと思ったらきちんとお断りしましょう。
査定してもらって、交渉の余地もないほど金額が低い業者や、それまでに不快な思いをさせられた業者には、自分からお断りの電話を入れてください。相手がかけてきた電話では、どうしても相手が主導権を握って、断りにくくなってしまいます。
面倒でも自分から電話をして、はっきりとノーチャンスであることを伝えてください。その上で、できるだけ早めにアップルなどの売却先と契約をして車を引き取ってもらいましょう。
「今日売ってくれるなら◯万円アップします」には応じない
強気な態度のセールスマンの常套句が「今日売ってくれるなら◯万円アップします」です。「こんなにもおトクなんですよ。なんで売らないんですか?」というような態度で、強引に売却を迫りますが、これをしてくる場合、ほとんどのケースで安値での売却になります。
例えば100万円が買取相場の車に対して、最初に80万円の査定額を提示します。そして、「今日売ってくれるなら5万円アップします」と付け加えます。相場を知らないと、ちょっと得した気分になりますが、実際には相場よりも安くて損をしているのが分かりますよね。
この他に「他社の額にプラス◯万円します」というのもあります。これは確実におトクに思えますが、契約をした後に「不具合が見つかりました」というような理由で、査定額を下げられるというトラブルがよくあります。
結果的に他社よりも安値になりますし、何よりも気分がよくないですよね。そうならないためにも、セールスマンの交渉には乗らないようにしましょう。査定時に「一番高い額を提示してくれた業者に売ります」と宣言して、査定額だけで勝負してもらいましょう。
まとめ
中古車買取業界でNo.1の満足度を誇るアップル。その評判についてご紹介してきましたが、どのような業者なのかイメージできるようになりましたか?最後に要点を確認しておきましょう。
- アップルは顧客満足度がとても高い大手買取業者
- 自社で在庫を持たない方針で高価買取を実現
- 特徴は業者オークションを活用していること
- 口コミは対応の良さを褒めるものが多い
- アップルに直接申し込むより車一括査定を活用する
アップルは知名度も高く、実際に利用している人もたくさんいる買取店ですが、口コミなどの評判の多くがとても好意的な内容です。
アップルは中古車をオークションに出品することで在庫リスクを減らし、さらに徹底したコストカットを行うことで、高価買取を実現しています。オークションに出品するというスタイルですので、走行距離が長い車や、古い車、不人気車種などはどうしても価格が低くなりますが、人気の高い車は相場以上の価格を期待できます。
とても丁寧な応対をしてもらえますので、査定から売却までにトラブルに繋がることもあまりなく、気持ちよく車を売ることができます。ただし、1円でも高く査定額を引き出したいなら、一括査定サイト経由での査定依頼がおすすめです。一括査定サイトを使い相見積もりの形にすることで、自社で出せる限界の金額を提示してもらえます。
一括査定サイトを利用すると、他社の強引なセールスマンが担当になることもありますが、ここでご紹介した方法を参考にすれば、トラブルになる確率を大幅に下げることができます。ぜひ一括査定サイトを使って、愛車を高く買い取りしてもらいましょう。