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ワゴンRの買取相場と高額査定を引き出す3つのポイント

運転のしやすさやデザイン性の高さで人気があるスズキのワゴンR。燃費もよく普段使いには全く問題のない車ですが、家族で乗るとなるとやや手狭感は否めません。このため、結婚したり子どもが大きくなったりしたので、もっと大きな車に買い替えを考えている人も多いかと思います。

そうなってくると、自分のワゴンRがどれくらいの値段で売れるのか気になりますよね。

  • ワゴンRの買取相場はいくらくらい?
  • 10万キロ走ってるけどまだ売れる?
  • どれくらい乗ってから売るのがベスト?
  • 少しでも高く売る方法はある?

ここではそんな疑問を解決するために、ワゴンRの買取相場と高額査定を引き出すポイントをご紹介します。これからワゴンRを売却予定の人が読むことで、どのタイミングで売るのがベストなのかが分かり、相場以上の査定額で売却できる内容になっています。

ワゴンRの買取相場

軽自動車は小さくて狭いものという常識を覆し、革命を起こしたスズキのワゴンR。1993年に発売開始になった初代から25年以上も、トップクラスのセールスを維持している人気の1台でもあります。そんなワゴンRにも2017年式からハイブリッド車が導入され、燃費が大きく向上したため、買い替えを考えている人もいるかと思います。

そうなると気になるのは、いま乗っているワゴンRがいくらくらいで売れるのかということですよね。購入資金の足しになるくらいの値段で売れるのか、それともほとんど値段がつかないのか。ここではそんなワゴンRがどれくらいの買取相場になっているのかをご紹介します。


2015年式・走行距離3万キロのワゴンR査定価格

2015年式は1世代前のモデルですが、最新の2017年式は中古車市場にほとんど出てきていないということもあり、軽自動車としてはかなり高い値段がついています。この段階で売却をするという人は少ないかもしれませんが、かなり人気の車種ですので、満足度の高い金額で売れるということを頭に入れておきましょう。

ワゴンR

  • グレード:FX
  • 買取価格:54.5万円

  • グレード:FZ
  • 買取価格:75.0万円

  • グレード:FXリミテッド
  • 買取価格:64.8万円

ワゴンRスティングレー

  • グレード:T
  • 買取価格:88.9万円

  • グレード:X
  • 買取価格:77.5万円

2013年式・走行距離5万キロのワゴンR査定価格

2013年式も先代モデルですが、5万キロ走っているとさすがに買取相場はそれほど高くはありません。買替資金として考えたいのであれば、できるだけこのタイミングで売却したいところです。一般的に言われるように5年落ちでの売却が理想ですので、2回目の車検前に売るようにしましょう。

ワゴンR

  • グレード:FX
  • 買取価格:34.4万円

  • グレード:FXリミテッド
  • 買取価格:39.0万円

ワゴンRスティングレー

  • グレード:T
  • 買取価格:50.5万円

  • グレード:X
  • 買取価格:42.0万円

2011年式・走行距離7万キロのワゴンR査定価格

2011年式は2世代前のワゴンRですので、人気のリミテッドでも20万円台前半です。それでも、しっかりと値段がついているほうですが、買い替えの場合はオプション代くらいにしかなりません。あまり高値は期待できませんので、相場以上の金額で売れればいいくらいの気持ちでいましょう。

ワゴンR

  • グレード:FXリミテッド
  • 買取価格:22.8万円

  • グレード:リミテッドII
  • 買取価格:29.5万円

ワゴンRスティングレー

  • グレード:T
  • 買取価格:32.5万円

2008年式・走行距離10万キロのワゴンR査定価格

通常の車は10年落ちになると、まったく値段がつかないこともあるのですが、さすがに人気の高い車種だけあって、10万キロ走っていてもそれなりの値段が付いています。状態がいいものや、グレードの高いオプション品を付けている場合には、10万円以上で買い取りしてもらえることもあります。

ワゴンR

  • グレード:FX
  • 買取価格:9.2万円

  • グレード:FA
  • 買取価格:6.1万円

  • グレード:FXリミテッド
  • 買取価格:9.9万円

ワゴンRスティングレー

  • グレード:T
  • 買取価格:17.9万円

  • グレード:X
  • 買取価格:12.3万円

直近のワゴンR買取実績

上記でご紹介した買取相場は平均値ですので、実際に査定してもらう場合には、相場よりも高くなることもあれば、低くなることもあります。ここではワゴンRが直近でどれくらいの値段をつけてもらえたのかをご紹介します。

ワゴンRの買取実績

年式:2015年式
走行距離:3万キロ
グレード:FZ
買取価格:60.3万円

年式:2013年式
走行距離:5万キロ
グレード:FXリミテッド
買取価格:37.1万円

年式:2011年式
走行距離:7万キロ
グレード:FXリミテッド
買取価格:19.0万円

ランダムに抽出した3台ですが、いずれも相場以下の買取実績になっています。もちろん、必ず相場以下になるというわけではなく、たまたま3台がそうなっていたというわけですが、いずれも相場からは極端に離れているというわけでもありません。

ワゴンRは中古車台数もかなり多いため、買取価格が安定しているという特徴があります。このため、ほとんどのケースで相場近くの金額で取り引きされます。ただし、実際の査定額は年式や走行距離だけでなく、車の状態も考慮されます。

このため、自分のワゴンRがいくらで売れるかというのは買取店に査定してもらわないと分かりません。相場はあくまでも目安程度に考えておきましょう。

6代目が中古車市場に出てくる前の売却が理想

ワゴンRは軽自動車の中でも人気の高い1台ですが、今となっては室内空間が他の車よりも広いわけでもありませんし、乗り心地も特別優れているわけではありません。スズキの最新技術は導入されていますが、以前のような尖った部分のある車ではなくなってしまいました。

このため、中古車市場でも以前ほどの勢いはありません。他の軽自動車よりは人気があるものの、プリウスなどのハイブリッド車に押されているのが実情です。このため低年式車になると、思ったような値段がつかないこともあります。

乗り潰すのではなく、ある程度のところで買い替えをするスタイルの人は、できるだけ5年落ち、もしくは走行距離が5万キロを超えないところで売る必要があります。2回目の車検を受けた後は、査定額の満足度が下がりますので、早めに手放すようにしましょう。

そして、今後の流れとして気にしなくてはいけないのが、2017年から発売になった6代目ワゴンRの存在です。この年式からはハイブリッド車も導入されましたので、6代目が中古車市場に出てくると、過去モデルの買取相場はかなり下がってしまいます。

6代目が中古車市場に出てくるのは2020年前後が予想されますので、できればそれまでに売るようにしましょう。特に4代目に乗っているという人は、すぐにでも売らないと価値が0円になってしまうことも考えられます。

10年落ちでも値段が付くのがワゴンRの魅力ではありますが、10万キロも走っていると高額買取はさすがに期待できません。それでも、そんな古いワゴンRでも高値をつけてもらえるコツがありますので、そのコツについて次章で詳しくご紹介します。

ワゴンR高価買取のコツ3選

ワゴンRは安定した買取価格で取引されている車ですが、ちょっとしたポイントを意識するだけで、相場よりも数万円は高く売ることが可能です。これから査定を受けるという人は、次の3つのコツを実践してみましょう。

ワゴンR高価買取のコツ3選
  • 海外に販売ネットワークのある店舗で売る
  • カスタム車はカスタム車専門店で査定してもらう
  • 内装をキレイに掃除してから査定を受ける

これだけでは何のことか分からないかと思いますので、それぞれのコツについて詳しく説明してきます。

1.海外に販売ネットワークのある店舗で売る

スズキは世界でも知名度の高いメーカーで、信頼できる日本車ということもあって海外中で多くの車を販売しています。軽自動車という規格が海外にはないため、排気量の小ささが弱点ではあるものの、日本規格のワゴンRでもかなり高値で売買されています。

このため、他社やディーラーで低い査定をされるような走行距離が長い車や、低年式車などでも想定以上の値段をつけてもらえます。少しでも高く売りたいのであれば、売却先の候補としては、海外に販売ネットワークを持っている買取店を選びましょう。

2.カスタム車はカスタム車専門店で査定してもらう

ワゴンRをノーマルの状態で乗っている人は、通常の買取店で査定してもらえばいいのですが、カスタムしているという場合には、通常の買取店ではマイナス評価をされてしまいます。せっかくお金をかけて改造したのに、その価値が評価されないなんて理不尽に感じるかもしれませんが、中古車はノーマルの状態が最も高値で売れます。

とはいえ、ワゴンRはカスタム車としてのニーズもありますので、それらを専門的に扱っているお店で査定してもらいましょう。カスタムパーツにもよりますが、ホイールやマフラーだけでなく、カスタムペイントなどもプラス評価してもらえますので、高値買取を期待できます。

ただし、純正部品を残してあるのなら、わざわざカスタム車専門店にこだわる必要はありません。純正部品に戻して査定を受けるか、純正部品を付属品として一緒に査定してもらいましょう。まだそれほどイジっていないのであれば、そちらのほうが高値で売却できます。

3.内装をキレイに掃除してから査定を受ける

査定前に洗車したり、掃除したりしても高値にはならないと言う人もいますが、査定前の印象がいい車のほうが「もう一声」の押しが効きます。特にワゴンRは女性ドライバーからも人気が高い車ですので、内装がきれいであることは再販時にとても重要なポイントになります。

査定そのものにはそれほど大きく影響しませんが、査定する人に「これはなんとしてでも買い取りたい」と思ってもらえると、多少無理してでもプラス数万円を出してもらえます。反対に内装がボロボロになっているのでは「無理に買い取りしなくてもいいか」となりますので、内装は必ず掃除しておきましょう。

ワゴンRを高く売るためには業者選びが重要

インターネットで買取相場を調べていると、査定基準はどこも同じだから、どこに売ってもそれほど買取価格は変わらないといった情報を見かけるかもしれません。でも、実際には買い取りにいくら出せるのかは業者ごとに違います。

査定基準は同じでも、どうやって利益を出すのかは買取店ごとに違いますので、もちろん査定額も業者ごとに違ってきます。A社では50万円と査定したワゴンRでも、B社なら55万円とするかもしれませんし、C社はお客さんからワゴンRを探して欲しいという注文がすでにあり、60万円を提示してくれる可能性もあります。

このように、高く売るには「どこに売るのか」というのがとても重要になります。とはいえ、どこが高く買ってくれるかなんて分かりませんので、高値を引き出すにはとにかく多くの業者に査定してもらうことが大切です。

でも、何十社にも査定してもらうのはさすがに非効率です。4〜5社程度で、相場以上の金額を引き出す方法がありますので、その方法をご紹介します。

相見積もりであることを告げる

効率よく高く売るためにするべきポイントは1つだけです。査定依頼時に「相見積もりですので、査定額が1番高いところに売ります」と伝えてください。業者はどこも高く買い取りますと言っていますが、実際には足元を見た査定をしてきます。

ビジネスの基本は安く買って高く売るですから、利益を大きくするには安く買い取る必要があります。ちょっとたちの悪い業者ですと「1円にもなりません。むしろ廃車費用がかかります」「でもうちなら無料で引き取ります」なんて言って、0円で買い取ろうとしてきます。

ところが、他の買取店でも査定するとなると話は変わってきます。少なくとも他社と同じ金額を提示しないと土俵に上がることもできません。このため、どの業者も自社が出せる限界の金額を提示することになり、4〜5社でも相場以上の金額で売れるというわけです。

ただし、相見積もりであることを告げると、業者は必ず「他の査定額はいくらでしたか?」と聞いてきます。これは「まだ他には聞いていません」もしくは「教えられません」と言って、金額を教えないようにしましょう。

黙っていれば50万円を提示するかもしれないところを、「他社は45万円でした」と言ってしまうと「じゃあうちは46万円出します」と、ほんの少しだけ高い金額を提示してくることになります。業者ができるギリギリの金額を引き出すためにも、他社の金額は伏せるようにしてください。

それがカンタンにできるのが車一括査定

相見積もりにするだけでも十分に査定の手間を減らせるのですが、4〜5社くらいに査定依頼するのも面倒という人もいますよね。実際に持ち込み査定なら2日間はかかりますし、インターネットから査定依頼するのも情報入力がとても大変です。

もっとカンタンにワゴンRを売りたいという人におすすめなのが、車一括査定サービスを利用した売却です。車一括査定は1度の申し込みで、複数の業者にまとめて査定依頼できるインターネットサービスです。このサービスを利用すれば、査定依頼の時間を大幅に短縮できます。

しかも出張査定をしてもらえますので、車を買取店に持ち込む時間もカットできます。もちろん業者は相見積もりであることを前提に査定してくれますので、「相見積もりです」と伝える必要もありません。

ただし、申し込みが簡単だからと欲張って10社にも査定依頼すると、直後にかかってくる電話応対だけで疲れてしまいます。査定依頼後は1社ずつ個別の応対が必要になりますので、負担にならないように4〜5社くらいに絞って依頼してください。

まとめ

数ある軽自動車の中で、最も人気が高いと言っても過言ではないスズキのワゴンR。軽自動車の多様化とエコカーブームに押されて、一時期ほどの勢いはありませんが、それでも人気のある車であることには変わりありません。そんなワゴンRを少しでも高く売るためのポイントをまとめておきます。

この記事のまとめ
  • 購入から5年もしくは走行距離5万キロ以内に売る
  • 海外に販売ネットワークのあるお店に売る
  • カスタムしたワゴンRはカスタム車専門店で査定してもらう
  • 車一括査定を利用して相見積もりで売る

人気が高いということは、中古車市場でかなり多くの車体が出てくることになります。このため、古いワゴンRは中古車として売れ残りやすく、思ったよりも高値にはなりません。満足できる金額で売りたいのであれば、購入から5年もしくは走行距離5万キロ以内に売るようにしましょう。

やや古くなったワゴンRや過走行車の場合は、海外に販売ネットワークのあるお店で査定してもらいましょう。日本であまり好まれない状態の車でも、海外ではまだまだニーズがあります。スズキのブランドも海外ではとても強くワゴンRも人気がありますので、国内で再販するよりも高く売れます。

また、カスタムをしすぎて高値が付かない車は、カスタム車専門店での査定がおすすめです。通常の買取店ではマイナス査定になるような部品も、専門店ならプラス査定をしてもらえます。ワゴンRはこのように売却先選びがとても重要な車になります。

最適な売却先を見つけるためには、複数の業者に査定をしてもらうしかありません。より効率よく査定をしてもらうためにおすすめなのが、車一括査定サービスです。手間と時間をかけずに車を高く売りたい場合は、車一括査定を活用して高値を引き出しましょう。