ミラ買取相場と高額査定を引き出す3つのポイント

車に高い機能性などを求めず、実用性重視で少しでも安く買いたいという人に人気があるダイハツのミラ。2018年に販売終了となってしまいましたが、そうなると中古車市場での価値がどのように変化するのか、自分のミラがどれくらいで売れるのか気になっている人も多いかと思います。

ここではそんな疑問を解決するために、ミラの買取相場と高額査定を引き出すポイントをご紹介します。これからミラを売ろうとする人が読むことで、売却のタイミングが分かり、相場以上の査定額を引き出せる内容になっています。

ミラの買取相場

低価格で購入できる軽自動車として人気の高いダイハツのミラ。新車価格でも100万円以下で手に入れることができ、状態のいい中古車も豊富に揃っています。このため、中古車市場でも活発に取引されているミラですが、2018年に販売終了となってしまいました。

ただしミラシリーズとして、ミライースやミラトコットなどがラインナップされていますので、そちらへの乗り換えを検討している人も多いかと思います。とはいえ新しいミラシリーズは、これまでのような格安路線ではないため、ミラを売って買換資金になるのかどうか気になりますよね。

ここではそんなミラがどれくらいの値段で売れるのか、新車購入時期と走行距離ごとに売りどきと合わせて買取相場をご紹介します。


2015年・走行距離3万キロのミラ査定価格

ミラはXシリーズ以外は2010年のマイナーチェンジ以降、新モデルが発売されていません。このため、Xシリーズ以外は2010年式ということになります。さすがに8年前のモデルということもあって、Lグレードは3年落ちでも10万円台という低い買取相場になっています。

一方でミライースは2015年式が最新モデルですので、ミラよりも高値で買い取りしてもらえます。ただし新車価格の半値くらいですので、高値で売りたい場合は2回目の車検までに手放したいところです。

ミラ

ミライース

2013年・走行距離5万キロのミラ査定価格

5年落ちになると、2012年式のXシリーズも買取相場が10万円台まで落ちます。カスタムRSは相変わらず高い人気がありますが、他のモデルは5年落ちはすでに手放すタイミングとしては遅いということになります。ミラもミライースも2回目の車検前に売却するようにしましょう。

ミラ

ミライース

2011年・走行距離7万キロのミラ査定価格

7年落ちになると、カスタムRSでも20万円台にまで落ちてしまいます。他のグレードも状態が良ければ10万円台での買取が期待できますが、買換資金としてはいずれにしてもあまり期待できません。これ以上乗ると値段が付かなくなる可能性がありますので、売るならここがラストチャンスです。

ミラ

ミライース

2008年・走行距離10万キロのミラ査定価格

10年落ちになると、先代モデルになってしまいますので、高くても数万円にしかなりません。ディーラーであれば廃車対応になる可能性もあります。それでも売る場所によってはまだ値段が付きますので、廃車ではなく買取で手放すようにしましょう。

ミラ

ミラの直近の買取実績

上記の買取相場は平均値でしかないので、もしかしたらもっと高く売れるかもしれないと期待している人もいるかもしれません。ここでは実際の取り引きで、ミラをいくらで買い取りしてもらえたかを見ていきましょう。

ランダムに選んだ3台ですが、相場よりも高くなっているものも低くなっているものもあります。ただし、相場からは数万円違う程度で倍以上の金額で売れたり、半値以下になったりするということもありません。ほぼ相場通りの金額になると考えてください。

ただし、あまりにも状態が悪いミラですと、相場よりもかなり低い金額になることもあります。修理歴車の場合は、値段がつかないことも珍しくありません。このように走行距離や年式だけでなく、車の状態も査定額に影響しますので、相場は参考程度にしかならないと考えておきましょう。

ミラは高値買取が難しい車

ミラが中古車市場で人気なのは、格安で乗ることができる車だからです。新車でも100万円以下で買える車ですので、中古になるとその半値以下でないとなかなか買い手がつきません。このため、5年落ちで高く売れても20万円くらいがいいところです。

カスタムRSのような人気車は別ですが、基本的にはミラは中古としてほとんど値段が付かない車だと考えてください。10万円台でも値段が付けばいいほうで、10年落ちにもなるとかなり状態がいいものでない限り、1万円以下という値段にもなりかねません。

ただし、車としては10年落ち・走行距離10万キロならまだ数年は走れます。そう考えると、基本的には乗り潰すのが、最もコストパフォーマンスの高い乗り方ともいえます。

とはいえ、買取価格が安定しているのもミラの特徴です。走行距離が1年間で1万キロ以下のような低走行車や、内装や外観がきれいな車は相場以上の値段が付きやすく、安いとはいえ思った以上の値段をつけてもらえることもあります。

買換資金にはならないものの、新車を買うときのオプション費用くらいにはなりますので、次章でご紹介する高価買取のコツを参考にして、少しでも高く買い取りしてもらいましょう。

ミラ高価買取のコツ3選

あまり高値にならないミラですが、中古車市場での取り引きは活発に行われています。このため、少しのコツを意識するだけで、数万円の買取アップが期待できます。そのコツの中でも効果が高いものを3つご紹介します。

これだけでは実際にどうしていいのか分からないかと思いますので、それぞれのコツについてもう少し詳しく説明します。

1.1日でも早く売る

ミラは人気車種とはいえ、新規での販売が終わってしまった車です。こうなると、その存在感が徐々に薄まっていき、人気もゆっくりとなくなってしまいます。そうなると、中古車市場でもニーズがなくなるため、ただでさえ低い買取価格がさらに下がってしまいます。

少しでも高く売りたいのであれば、売りどきは「今」です。このタイミングを逃すと、ここからは右肩下がりに価値がなくなっていきます。売却を先送りしてもいいことは一つもありませんので、売りたいと思ったらすぐに行動に移しましょう。

2.ディーラーではなく買取専門店で査定を受ける

車の買い替えを考えている人は、ディーラーの下取りで売ってしまおうと考えているかと思います。でもディーラーの下取りは、最も安く車を手放す方法です。10年落ちくらいになると、下取りどころか廃車費用を請求される可能性もあります。

ディーラーでの下取りは手続きも楽でいいのですが、少しでも高く売りたいのであれば買取専門店で査定してもらいましょう。それだけで買取価格が数万円アップします。買取専門店を利用して高く売る方法については後ほど詳しくご紹介します。

3.買い取りした車をオークションに出している業者に売る

ミラは中古車市場で活発に取引されているとはいえ、在庫リスクもある車です。買い取りした車を自社で販売するというスタイルの買取店の場合は、売れ残る可能性も考えますので、買取価格がどうしても下がってしまいます。

ほぼ新車に近いような状態であれば、自社で再販している業者を選んでもいいのですが、使用感もあり、少しくたびれているような状態なら、買い取りした車をすぐにオークションに出している業者を選びましょう。このタイプの店舗は在庫リスクがまったくないため、安定した価格を提示してもらえます。

ミラを高く売るためには業者選びが重要

ミラを高く売るためのコツを3つご紹介しましたが、実はこの3つ以上に高く売るのに重要なポイントがあります。それが「業者選び」で、車を売るときにはどのようにして売るかよりも、どこに売るかということがとても重要になります。

3つのコツでもご紹介しましたように、ミラの場合は自社販売をしている店舗よりもオークションに出している店舗の方が高値を付けやすいといったように、買取店ごとに査定の基準や標準的な査定額が違います。このため高く売るには、できるだけ多くの業者に査定してもらう必要があります。

1社よりは2社、2社よりは3社とその数が多ければ多いほど、高値を出してくれる業者を見つけやすくなります。ただし、この方法ですと際限がありませんし、効率もとても悪いため、あまり賢い売却方法とはいえません。

もっとスマートに業者選びをする方法がありますので、その方法について説明します。

相見積もりの状態にする

買取業者はどこも「高値買取」を掲げていますが、実際には少しでも安く買い叩きたいというのが本音です。利益を出すには、安く買って高く売るというのが商売の基本です。このため、なにも言わずに買取店に持っていくと、必ず足元を見られた査定額が提示されます。

ところが、査定前に「相見積もりにするので、一番高い査定額のお店に売ります」と言うだけで、業者は高値を提示してくれるようになります。本音は安く買いたいいけど、安値を提示すると他社に売られてしまいます。そうなると儲けるどころか、利益は1円も出ません。

このため、どの業者も本気で高値買取を目指して、勝手に競い合ってくれることになります。交渉をする必要もなく、かなり手軽に高値を引き出せますので「相見積もり」であることは必ず伝えるようにしましょう。

それがカンタンにできるのが車一括査定

相見積もりにすると4〜5社くらいに査定依頼するだけで、相場以上の金額で売ることができますが、それでもまだ大変な作業です。5社に持ち込みしようと思うと、2日くらいかかりますし、査定の申し込みをインターネットでするだけでも、情報入力作業が大変です。

忙しくて時間があまりないという人は、もう少しカンタンに売却したいですよね。そこでおすすめなのが車一括査定サービスです。このサービスを利用すると、1度の申し込みで複数の業者に査定してもらえます。申し込みをすると出張査定で車を見てもらえますので、持ち込みをする必要もありません。

もちろん業者は相見積もりであることを前提に査定額を出してきますので、相見積もりであることを伝える必要もありません。このサービスを使うだけで、ディーラーの下取りよりも数万円高く売れますし、わざわざオークションに出している業者を探す必要もありません。

手間をできるだけ省いて、少しでも高く愛車を手放したいのであれば、車一括査定を活用がおすすめです。

まとめ

低価格で実用的なダイハツのミラ。新車価格が安いため、どうしても買取価格が低調になってしまうという難点がありますが、それでも10年落ちであっても値段がつく人気車種でもあります。そんなミラを売却するときにポイントをまとめておきます。

ミラは低価格だからこそ人気がある車です。このため、走行距離や年式、グレードによって違いますが、20万円台で売れればいいほうです。相場の倍以上の金額で売れるようなことはまずありませんので、高く売れるかもという期待はしないでください。

さらに、ミラは2018年に販売終了となっていますので、この影響がこれから出てきます。いずれ忘れられた車になってしまいますので、少しでも高く売りたいのであれば、まだ人気のある1〜2年のうちに売却するようにしましょう。

また、安いとはいえしっかり値段はつけてもらえます。ディーラーの下取りよりも数万円高く売れますので、ディーラーではなく買取専門店で査定してもらいましょう。そのときに、車一括査定サービスを使って相見積もりの状態にすれば、相場以上の金額で愛車を手放すことができるようになります。