フリードの査定相場と高価買取のポイント

モビリオの後継車として2008年に発売となったホンダのフリード。室内空間の大きさや運転のしやすさなどから、発売当初から注目されているミニバンで、中古車市場でも高い人気がある1台です。そうなってくると、自分のフリードがどれくらいで売れるのか気になりますよね。

ここではそんな疑問を解決するために、フリードの買取相場と高額査定を引き出すポイントについてご紹介します。これからフリードの売却検討をするという人が読むことで、いつ売るのが理想なのかがわかり、相場以上の査定額で愛車を手放すことができる内容になっています。

フリードの査定価格

ホンダのフリードは2008年に発売開始され、いきなり2008年下半期のミニバン販売台数1位を獲得した大人気車です。2016年にフルモデルチェンジして、Honda SENSINGの導入やハイブリッドグレードを用意したことで、より運転しやすい車として注目されています。

ただし、フルモデルチェンジがあると旧モデルの中古車価格を下げてしまいます。2016年にフルモデルチェンジを行ったことで、査定額にどのような影響が出ているのか気になりますよね。ここではそんなフリードの買取相場がどれくらいなのか、年式とグレードごとにご紹介します。

2016年式・走行距離2万キロのフリード査定相場

出典：ナビクル「フリードの買取相場」

2016年モデルは2代目・現行モデルですのでかなり高い査定額がつきます。まだ発売されて2年しか経過していませんので、中古車市場に台数が少ないということも高額買取に繋がっています。ただし、ハイブリッド車だけは下落幅がかなり大きいため、この段階での売却はあまりおすすめできません。

2014年式・走行距離4万キロのフリード査定相場

2014年式は初代の後期モデルですので、成熟して安定した走りを期待できる1台です。新車の半額程度の査定価格ですので、長く乗るつもりがなく買い替えを考えているのであれば、そろそろ売却しておきたいところです。

2010年式・走行距離8万キロのフリード査定相場

さすがに人気車種とはいえ、8年落ちで走行距離が8万キロにまでなると、査定価格が大幅に下がってしまいます。それでも人気のエアロ車を中心に、まだまだしっかりとした値段をつけてもらえます。さらに古くなると値段が付かない可能性がありますので、ここが最後の売り時だと考えてください。

2008年式・走行距離10万キロのフリード査定相場

一般的に10年落ちになると、0円買い取りなど値段がつかないこともありますが、さすがに人気車種のフリードだけあって、買取不可のようなことにはなりません。ただし、10万円以下の査定額になる可能性が高いため、後ほど説明する高値買取のコツを参考にして、しっかりと値段を付けてもらうようにしましょう。

フリードの直近の査定価格

上記の査定価格はあくまでも相場の平均値ですので、実際の査定価格と必ずしも一致するわけではありません。ここでは、実際に査定されたフリードにどのような査定額がついたのか、直近の価格をご紹介します。

基本的には年式が新しいフリードほど査定価格は上がります。ただし、査定価格は車の状態も影響しますので、10万円前後は相場よりも高くなったり安くなったりします。オプション品を使っているものほど高値がつきやすく、外観に大きな傷などがある場合は査定価格が下がります。

頭に入れておきたいのは、車は1台ずつ状態が違いますので、愛車の買取価格は実際に査定してもらわないと分からないということです。相場はあくまでも参考程度のものでしかなく、いくらで売れるか知りたい人は、買取専門店で車査定をしてもらう必要があります。

ホンダのフリードは2代目が市場に出てくる前に売る

コンパクトなファミリーカーとして人気の高いホンダのフリード。これから売却を考えるという人がまず気にしなくてはいけないのが、2016年から発売になった2代目の存在です。まだ発売から2年ですので中古車市場にはそれほど出ていませんが、1回目の車検のタイミングから市場に増えてきます。

そうなると、旧モデルの価値が下がってしまいますので、初代に乗っている人は2019年までが最初の売りどきだと考えてください。初代もそれほど古いデザインではありませんので、急激に下落するということはありませんが、10年落ちくらいになると今ほどの値段はつかなくなることが予想されます。

また、2代目にはハイブリッド車がありますが、このハイブリッド車は新車の価格は高いのに査定額が高くならないということを頭に入れておきましょう。基本的にはガソリン車と買取価格は変わりません。中古のハイブリッド車はバッテリーのヘタりなどのリスクもあるので、思ったような値段はつかないということを頭に入れておきましょう。

フリードはこれから買取価格が下がる傾向にありますが、それでも人気がなくなったわけではありません。むしろ中古車市場での在庫が潤沢になり、お手頃価格で乗れる車として人気がさらに上がる可能性もあります。このため買取店も積極的に仕入れたい1台ですので、高値が付きやすい今のうちの売却をおすすめします。

フリード高額査定のコツ3選

人気車種のフリードとはいえ、買取店で査定を受けたら必ず高値が付くわけではありません。満足できる値段をつけてもらうには、下記の3つのポイントを意識してください。

それぞれのポイントについて詳しく見ていきましょう。

1.5年落ち走行距離が5万キロ以内に売る

一般的に車を売るなら「5年落ち走行距離5万キロ」が売りどきだと言われていますが、フリードはまさにこの条件に該当する1台です。ファミリーカーですので、中古車として店頭に並ぶときに、乗り潰すまで十分な期間が残されていることが重視されます。

日本では車の寿命を10年10万キロと考える人が多いため、5年5万キロならちょうど半分くらいですので、まだ5年間は乗れる車ということになります。このような、まだまだ走れる車というのは意外と少なく、需要と供給のバランスから高値が付きやすくなります。

新車で購入したのであれば、5年でちょうど2回目の車検になるはずです。車検を通すと車検費用が発生しますので、その出費をなくすためにも2回目の車検前に売ってしまいましょう。

2.0円査定とされたら故障車を扱っているお店に売る

古くなっても値段がついているフリードですが、さすがに10年落ちにもなるとグレードによっては10万円以下の値段になってしまいます。車の調子が良くないという場合には、さらに査定価格が下がってしまい、0円を提示される可能性もあります。

そのような状態の車は普通の買取店ではなく、事故車や故障車を取り扱っているお店で査定してもらいましょう。フリードは中古車台数も多く、修理のための部品取り車としての価値もあります。エンジンやサスペンション、ナビなどまだまだ使える部品があれば、それなりの値段がつきます。

部品取り車としての活用ノウハウがあるお店なら、しっかりと値段をつけてくれる可能性があります。0円と言われても諦めるのではなく、このような少し特殊な売却先も検討してみましょう。

車下取り0円はありえない！状態が悪くても査定額がつく方法

3.ディーラーでも査定してもらう

車を手放すときにはディーラーの下取りよりも、専門店での買い取りがいいというのは、もはや常識となりつつありますが、フリードの場合はあえてディーラーの下取り査定も受けておきましょう。フリードは2代目への買い替えを促すために、通常の価格よりも高い下取り価格をつけてもらえます。

もちろん、ディーラーで下取りしてもらうのではありません。ディーラーが提示した価格を買取店に伝えて、その上で査定してもらいます。買取店は「下取りよりも高く」を掲げていますので、確実に高値を引き出すことができます。

フリードを高く売るためには業者選びが重要

フリードを高く売るための3つのコツをご紹介しましたが、実はもうひとつだけ高値を引き出すためのコツがあります。それが「どの業者に売るのか」ということです。0円査定になるような古いフリードでも故障車を取り扱っているお店なら値段がつくとお伝えしましたが、通常の状態のフリードでもお店ごとに買取価格が違います。

A社は60万円と値段をつけても、B社はオプションを評価して70万円という査定額にすることもあります。C社はさらに状態のよさをプラス評価して75万円とする可能性もあります。このように、業者ごとに評価基準が違いますので、高く売るにはしっかりとプラス評価してくれる店舗で査定してもらう必要があります。

とはいえ、どこが高値を出してくれるかは、実際に査定を受けるまでは分かりませんよね。このため、高く売るための方法としては「できるだけたくさんの業者に査定してもらう」ということになります。可能な限りたくさんの業者に見てもらえば、それだけ高値を引き出せる確率が上がります。

でも、その方法はかなり非効率で手間も時間もかかります。もう少しカンタンに高値を引き出す方法がありますので、どうすればいいのか詳しく説明します。

相見積もりであることを伝える

複数の業者に依頼する場合、必ず「相見積もりです」と伝えるようにしましょう。それだけで、足元を見た査定額を提示する業者はなくなります。ライバルがいると分かると、どの業者も相場以上の金額を提示するしかなくなります。

買い取りできなければ利益になりませんので、交渉することもなく勝手に業者同士で競い合ってくれます。この方法ですと4〜5社くらいに査定してもらえば、それで十分に満足できる金額を引き出せるようになります。

それがカンタンにできるのが車一括査定

相見積もりと伝えるだけで査定額が上がりますが、それでも4〜5社に査定してもらおうと思うと、かなりの時間がかかります。持ち込みの場合は1日で4〜5社まわることは難しく、2日作業になってしまいます。もっとカンタンに査定してもらいたい。そんな人におすすめしたい売却方法が車一括査定です。

車一括査定は1度の申し込みで、複数の業者に査定依頼できるサービスです。通常は買取店のウェブサイトで情報入力をして査定依頼する必要がありますが、その方法ですと査定を受ける数だけ情報入力作業をしなくてはいけません。ところが車一括査定なら1回の情報入力で終わりますので、かなり手軽に査定依頼できます。

さらに、車一括査定を使った場合は出張査定をしてもらえますので、持ち込みする必要がありません。もちろん業者は競合相手がいることを分かっていますので、相見積もりであることを伝える必要もありません。

できるだけ手間も時間もかけずに高値を引き出したい人は、ぜひ車一括査定を活用して高値で愛車を買い取ってもらいましょう。

まとめ

コンパクトで運転もしやすいホンダのフリードは、フルモデルチェンジをしてもなお初代の買取価格も高い人気の車種です。ただし、これから2代目の中古車数が増えてきたときには、徐々にその価値が下がっていくことが予想されます。

少しでも高く売りたいのであれば、この5つのポイントを念頭に置いておきましょう。基本的な考え方としては、2代目が中古車市場に増える前に初代は手放しましょう。タイミングとしては2回目の車検前が理想です。

フリードは下取り額が高い車ですので、ディーラーの下取り額を出してもらうようにしましょう。その金額をベースに買取店に査定してもらえば、カンタンに相場以上の金額を提示してもらえます。ただし、1社だけでは足元を見られる可能性がありますので、4〜5社に査定依頼してください。

1社ずつ持ち込むのが大変だという場合には、車一括査定サービスを利用しましょう。査定依頼の手間を大幅にカットできますので、手軽に愛車を高く売ることができます。高値を引き出すための交渉も一切いりませんので、交渉が苦手という人にも車一括査定はおすすめします。