車を売りたいけど、仕事が忙しくてなかなか査定してもらえないという人いますよね。ちょっとした空き時間ができても、査定に時間がかかったらと不安になって、売却を先送りした人もいるかと思います。
- 車の査定にはどれくらいの時間がかかるの?
- 契約にも時間がかかるって聞いたけど本当?
- 少しでも時間をかけずに車を高く売る方法はあるの?
ここではそんな疑問を解決するために、車査定にかかる時間についてご紹介します。忙しくてなかなか査定依頼ができないという人でもこれを読むことで、スピーディーかつ満足度の高い査定額で愛車を買い取りしてもらえるようになります。
車査定にかかる時間は60分!
車を売却する場合、「査定→契約」という流れになりますが、まずは売却する車にいくらくらいの価値があるのかチェックしてもらいます。買い取りしたあとに不具合が見つかるとトラブルのもとですので、業者はしっかり時間をかけて問題がないかを確認していきます。
それでは実際に査定をしてもらうのにはどれくらいの時間がかかるのでしょう?じっくりチェックされるなら半日くらいかかると思いますか?それとも効率的にチェックできるようなマニュアルがあって、10〜20分くらいで査定が完了するのでしょうか。
一般的に車査定にかかる時間は約60分と言われています。査定に時間がかかりそうだと思って売却を先延ばししてきた人にしてみれば、予想よりも短時間だったのではないでしょうか。もちろんさらに短時間で査定が終わることもあれば、もっと時間がかかることもあります。
査定の時間が短くなるのか、それとも長くなるのかを知るには、どのような項目をどれくらいかけてチェックするのかを知っておく必要があります。査定項目としては次のような箇所が挙げられます。
- 外装
- 足回り
- エンジンルーム
- フレーム
- 内装
それぞれにどのようなポイントに注意して、どれくらいの時間を書けてチェックしていくのかを見ていきましょう。
1.外装:査定時間:10〜20分
外装はボティやバンバー、ミラーなどの見た目のチェックを行います。外装は車の機能としてはそれほど重要ではありませんが、中古車として再販する場合にはとても重要な項目です。中古車を選ぶときに傷だらけで凹みのある車をほしいと思う人はいませんよね。
車を売るときに洗車をしておいたほうがいいというのも、この外観のチェックを重視するためです。再販のためにはまず見た目が美しいことがとても重要で、第一印象によって「これは売れる」と思ってもらえるかどうかで査定額が大きく変わります。
外装はちょっとした傷でも、傷の大きさや深さ、修復可能かどうかなど様々な角度からチェックを行います。このため外装は他の箇所よりも査定に時間がかかります。また、車が大きいほうがチェックする箇所が多くなりますので、さらに査定時間が増えます。
2.足回り:査定時間:3〜5分
車の乗り心地などにも影響してくる足回りですが、チェックするポイントはそれほど多くありません。基本的にはタイヤの製造年と溝の深さ、ホイールの種類や状態くらいしか確認しません。あとは目視でサスペンションにオイル漏れがあるかどうかといった程度で、タイヤ1本につき1分程度で終わります。
足回りは車検でもしっかりチェックされていますので、事故車や過走行車でもないかぎり簡単には壊れません。このため、査定の場では細かく調べられることもないと考えてください。
3.エンジンルーム:査定時間:5〜10分
エンジンルームのチェックもそれほど長くはかかりません。エンジン音の確認と、オイル漏れの有無、改造されていないかなどをチェックするだけですので、短ければ5分程度で終わります。また、エンジンルームの査定中にフレームも合わせてチェックされます。
エンジンルームで異音がする場合は少しやっかいです。原因がわからないと査定することができませんので、どこで異音がするのか、その原因がどこにあるのかが見つかるまでエンジンルームの査定は終わりません。
4.フレーム:査定時間:3分
フレームは車の骨格ですのでかなり重要な項目ですが、実は査定時間はほとんどかかりません。車のフレームは事故などがない限り変形することはまずありません。また事故を起こしたときに壊れる箇所は決まっていますので、その箇所だけ見ておけば問題があるかどうか、簡単に判断できます。
フレームに歪みや修理箇所がある場合などは、修理歴や事故をしたことがないかなどを質問されます。思い当たる節がある場合は正直に伝えるようにしましょう。
5.内装:査定時間:5〜10分程度
内装も再販に影響を与えますので、エンジンルームやフレームなどよりは時間をかけてチェックされます。汚れだけでなく、シートのくたびれ具合、プラスチック製品の劣化状態など、ひとつひとつ時間をかけて調べられます。
部品点数が多く、カーナビやスピーカー、エアコンなども一つひとつ動作確認を行うため、車によっては10分以上かかることもあります。
査定以外にかかる時間
単純な査定時間は50分もあれば終わりますが、査定が終わってすぐに査定額が出されて完了ということはあまりありません。ほとんどのケースでそこから交渉が始まります。長い場合はそこから20〜30分くらいかかることもあります。
これらの時間も考えて、査定には1〜1.5時間くらいの時間がかかるつもりでいてください。あまり時間のないときに査定してもらうと気持ちが焦ってしまいますので、査定直後の時間には予定をいれないようにしましょう。
実際に査定で待たされている人の声
それでは実際に、車の査定を受けている人はどう感じているのでしょうか。この章では車の査定をしてもらっている人の口コミや評判をいくつか紹介していきます。
車の査定してもらってるけど長いんだな
— howl (@no12howl) 2018年2月8日
中古車買取店で査定中
長い。暇。— ハルのMはドMのM (@sikiharu_) 2018年1月27日
車の査定比較で今日7社を1時間おきくらいに入れてたからすごく長い立ち話を7時間したような感じてめっさ疲れてしまったよ
— メル (@Weeklymellmell) 2016年5月11日
このように、ツイッターに投稿されている口コミを見ると多くの人が査定を長いと感じているようです。査定に半日かかると思っている人は60分を案外短いと感じるかもしれませんが、1日の間の60分なにもすることがないというのはかなりヒマに感じる人が多いようです。
車を売るためには査定の後に契約もあります、これがまた長いので、次章では査定後の契約を短時間で終わらせる方法を紹介していきます。
査定後の契約でかかる時間
査定そのものは50分くらいで終わることが分かりましたが、査定額に満足して契約するのにどれくらいの時間がかかるのでしょう。契約ですので、1時間くらいはかかってしまうのでしょうか?それとも古本を売るときのように、すぐに完了するのでしょうか?
契約の作業そのものはほとんど時間がかかりません。何枚かの書類に署名と押印するだけで、あとは契約内容の確認をするだけですので、早ければ10分くらいあれば終わります。ただし、業者が書類の確認をするのに手間取ることもありますので、30〜60分くらいの余裕は持っておきましょう。
契約時間短縮のポイントは書類の準備
契約時間を短時間で終わらせたいのであれば、必要な書類をきちんと揃えておきましょう。車の売却には下記書類が必要で、書類に不備がある場合には契約できません。
- 自動車検査証
- 印鑑登録証明書
- 自賠責保険証明書
- 自動車納税証明書・軽自動車納税証明書
- 実印(軽自動車は認印可)
- リサイクル券(預託済みの場合)
- 譲渡証明書
- 委任状
- 自動車検査証記入申請書(軽自動車のみ)
リサイクル券はなくしていても対応してくれることもありますが、基本的にはすべて用意してください。紛失している場合には再発行してもらいましょう。理想は査定時にすべてが揃っていることです。すべて準備できていれば査定直後に車を売ることができます。
気をつけたいのは、印鑑登録証明書に記載されている住所と氏名、自動車検査証に記載されている住所と所有者が一致しているということです。引っ越しなどで不一致があった場合は、追加で下記書類を用意しておきましょう。
- 引越しが1回だけ:住民票
- 引越しが複数回:戸籍の附票または住民票の除票
- 名字が変わった:戸籍謄本
書類を全て用意しておくことが、契約をスムーズに終わらせるポイントと覚えておきましょう。
急いでいても契約書の内容は確認する
契約をするときに時間がなくても、必ず契約書の内容は確認してください。契約書なんて読まなくても大丈夫と思っている人も多いようですが、契約書を読またかったことでトラブルになることがよくあります。
- キャンセルに関する項目
- 再査定が必要になったときの扱い
少なくともこの2項目については確認しておいてください。
キャンセルに関しては、引き渡し後のキャンセルの可否と、そのときに発生するキャンセル料金について確認しましょう。引き渡し後に問題が発覚した場合に再査定(減額)になるのか、その場合のキャンセルの可否についても契約書で確認し、担当者からも説明してもらいましょう。
ここまで査定の大まかな流れとかかる時間を紹介しました。基本的にこれらは全て買取店の店舗で行うので、多くの人が「長い」と感じてしまうのです。それは、店舗へ向かう時間も含まれているため、査定時間は60分でも結果として数時間かかってしまっているからです。
そこで筆者がオススメしたいのが「出張査定」です。買取業者が無料で自宅に来て査定をしてくれるため、使ったほうがお得です。その便利な出張査定について、次章で詳しく説明していきます。
出張査定を頼んだほうが便利
査定も契約も、できるだけ短時間で終わらせたいという人におすすめなのが出張買取です。一般的に車の買い取りは店舗に持ち込んで査定してもらいますが、業者によっては車の保管場所まで出張してくれます。
出張査定のいいところは、決められた時間に査定をしてもらえるということです。持ち込みをした場合には、先客がいた場合には順番待ちになります。査定そのものは1時間もかからないのに、待ち時間が1時間以上あるといったケースも珍しくありません。
それを回避するには予約をするという方法もありますが、それでも時間どおりに査定してもらえるとは限りませんし、道が渋滞していると予約時間に遅れてしまう可能性もあります。出張査定であればその心配はいりません。
業者がきちんと時間どおりに来てくれますので、こちらは指定した時間に待っているだけでOKです。持ち込むための時間も、持ち帰るための時間もいりません。1日を有効に使えますので、できることなら出張査定がおすすめです。
出張査定をカンタンに依頼できるのは車一括査定
出張査定のほうが時間を無駄にせずに済むので便利ですが、難点がひとつあります。それは出張査定に来てもらうと「わざわざ来てもらって申し訳ない」と思って、満足できない額でも売却しがちだということです。
また、業者によっては「売ってくれるまで帰りません」と居座ろうとする担当者もいます。そのような問題を解決できる方法としてご紹介したいのが車一括査定です。車一括査定がどのようなサービスなのか分かりやすく説明します。
車一括査定とは
車一括査定とは、車を売りたい人と買い取りたい業者のマッチングサービスで、申し込みをすると買取先として適している業者を紹介してもらえ、その中から査定してもらいたい業者を選んで査定依頼できます。
これまではいくつかの業者に査定依頼する場合、1社ずつ車の情報や個人情報を入力しなくてはいけませんでした。このため、1社に査定依頼して満足できなければ次の1社というように査定依頼をしていましたが、車一括査定を利用すれば最初から複数の業者が査定してくれます。
一般的には最大10社が査定に応じてくれます。10社それぞれ個別に査定依頼をすると、かなりの時間がかかってしまいますが、この車一括査定サービスを使えば、数分の作業で10社への査定依頼が完了します。
このサービスの素晴らしいとこところは、利用するのにお金がかからないということです。さらに高値買取も期待できますが、それについては後ほど詳しく説明します。
車一括査定は出張査定が基本
出張査定をしてもらいたい人に車一括査定をおすすめするのは、このサービスの基本が出張査定のスタイルになっているためです。通常の買い取りの場合は持ち込みでの査定が一般的ですが、車一括査定を利用するとほとんどの業者が出張査定をしてくれます。
これは、複数の業者が買取査定に加わるためで、依頼者が持ち込みしてくれるのを待っているだけでは他社に出し抜かれてしまいます。出張査定の約束をすれば、少なくとも査定はできますので、どの業者も出張査定を基本としています。
依頼者側のメリットとしては、複数の業者が査定することが前提ですので、「売ってくれるまで帰りません」といった居座りを回避できることにあります。居座っているところに次の業者が来たらバツが悪いですよね。単独での出張査定のように居座られることもありませんので、安心して査定に来てもらえます。
車一括査定なら相見積もりもできて高く売れる
車一括査定を使えば、トラブルなく出張査定をしてもらえますが、実はそれ以上に多くのメリットがあります。それは相見積もりの形になるため業者同士が競い合い、交渉することなく勝手に査定額が上がっていきます。
通常の買い取りの場合は少しでも安く買い叩こうと、業者は足元を見た査定額を提示します。そこから交渉して金額をアップさせることができますが、交渉が苦手な人の場合はうまく言いくるめられて、相場以下の価格で売ってしまうことがよくあります。
ところが車一括査定を利用すれば、他社に取られないようにと、どの業者も自社で出せる限界の金額を提示してくれます。このため、このサービスを利用するだけで相場以上の査定額で車を売ることができます。
車一括査定は店の営業時間に合わせる必要もなくて楽
車一括査定を利用するもう一つのメリットとして、24時間受け付けしているということにあります。持ち込み査定の場合は、買取店の営業時間内に持っていかなくてはいけませんが、毎日仕事で忙しい人は車を持ち込む時間がありませんよね。
でも車一括査定なら時間があるときに申し込みをするだけです。申し込みをすると業者から連絡をしてもらえますし、自分の都合で出張査定日を決めることができます。自分のペースで売却を進めることができますので、申し込みから引き取りまで無理なく行えます。
まとめ
ここまでの内容で、車の買取査定をしてもらうのにどれくらいの時間がかかり、時間をかけずに車を売るためにどうすればいいのか理解していただけたかと思います。ただ情報量が多すぎて混乱している人もいるかと思いますので、重要なポイントを最後にまとめておきます。
- 車査定にかかる時間は60分
- 契約にかかる時間は30〜60分くらいを予定しておく
- 契約をスムーズに行うために書類をきちんと準備する
- 時間をかけずに売るには出張査定を利用
- 車一括査定サービスを利用すれば効率よく出張査定してもらえる
車の査定はいくつものチェックポイントがあるため、交渉なども含めて60分くらいかかります。さらに契約は30〜60分かかりますので、査定後すぐに売りたい場合は2時間くらい時間がかかると考えておきましょう。
時短で車を売りたい人は、書類を不備なく揃えておきましょう。定められた書類が1つでも不足すると車の売却できません。査定日までに準備しておくと即日買取も可能です。また、出張査定を利用すれば待ち時間なしで査定をしてもらえますので、時間がない人におすすめです。
車一括査定を利用すれば、ほぼすべての業者が出張査定に応じてくれるだけでなく、相見積もり状態になって高値買取が期待できます。時間をかけずに車の売却をしたいという人は、ぜひ車一括査定サービスを活用して、スピーディーかつ満足度の高い査定額での買い取りを目指しましょう。