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ノートの買取相場と高額査定を引き出すポイント

ライバル車よりも販売価格が安いことで人気がある日産のノート。購入時の価格が安いということから、手放すときもあまり高値にならないかもしれないと、不安になっているオーナーさんも多いかと思います。ノートはいったいどれくらいの価格で売ることができるのでしょう?

  • 年式ごとの買取価格相場はどれくらい?
  • 今後どのような相場になると予想される?
  • 高く売るためのポイントはある?
  • 高額査定を引き出すには業者選びが重要って聞いたけどどういうこと?

ここではそんな疑問を解決するために、ノートの買取相場と高額査定を引き出すためのポイントについてご紹介します。ノートの売却時期で悩んでいる人が読むことで、いつまでに査定してもらうべきか分かる内容になっています。

ノートの買取相場

日産のノートは2005年に初代モデルが発売され、2012年から2代目にモデルチェンジしています。5ドアのハッチバックで、ライバル車よりも車両価格が安いことで人気があります。この車両価格の安さが買取時にどのように影響するのか気になりますよね。

まずはノートがどれくらいの金額で買い取りしてもらえるのか、その相場を見ていきましょう。

2015年式・走行距離3万キロのノート買取価格

  • グレード:MEDALIST
  • 買取価格:69.6万円

  • グレード:X
  • 買取価格:45.2万円

  • グレード:アクシス
  • 買取価格:61.7万円

  • グレード:ライダー
  • 買取価格:58.3万円

  • グレード:ニスモ
  • 買取価格:74.6万円

3年落ちくらいですと、まだまだ新しい状態でこれから長く乗ることができます。中古市場でも高値で売れますので、買取価格相場も比較的高くなっています。

2013年式・走行距離5万キロのノート買取価格

  • グレード:MEDALIST
  • 買取価格:39.7万円

  • グレード:S
  • 買取価格:28.4万円

  • グレード:X
  • 買取価格:29.7万円

  • グレード:アクシス
  • 買取価格:33.7万円

  • グレード:ライダー
  • 買取価格:35.3万円

5年落ちくらいから車を手放す人も多くなるため、在庫数も多くなることもあって思ったような値段がつきにくくなります。高く売りたいのであれば、できれば5年落ちくらいで手放したいところです。

2011年式・走行距離7万キロのノート買取価格

  • グレード:15G
  • 買取価格:19.7万円

  • グレード:15G FOUR
  • 買取価格:28.4万円

  • グレード:15X SV
  • 買取価格:16.0万円

  • グレード:15X Vセレクション
  • 買取価格:18.5万円

  • グレード:16X
  • 買取価格:10.2万円

  • グレード:ライダー ブラックライン
  • 買取価格:25.1万円

7年落ちになるとすでに初代のモデルになりますので、ハイグレードモデル以外はかなり低い査定額になってしまいます。これ以上古くなると値段がつかなくなることもあるので、7年落ちが売却のリミットラインと考えてください。

2008年式・走行距離10万キロのノート買取価格

  • グレード:15G
  • 買取価格:4.1万円

  • グレード:15X
  • 買取価格:3.5万円

  • グレード:15X FOUR
  • 買取価格:2.6万円

  • グレード:15RS
  • 買取価格:4.1万円

  • グレード:16RZ
  • 買取価格:0.0万円

  • グレード:16X
  • 買取価格:0.0万円

10年落ちで10万キロ走っていると、国内の中古市場ではほとんどニーズがありません。ハイグレードモデルでも二束三文にしかなりません。値段がつけばいいほうですので、買取価格にはあまり期待しないようにしましょう。

ノートの直近の買取実績

上記でご紹介した買取相場は平均値ですので、実際の買取価格と必ずしも一致するわけではありません。ここでは実際に行われた取り引きから、直近の買取実績をご紹介します。

ノートの買取実績

年式:2015年式
走行距離:2万キロ
グレード:ニスモ
買取価格:118.8万円

年式:2013年式
走行距離:5万キロ
グレード:MEDALIST
買取価格:28.7万円

年式:2011年式
走行距離:7万キロ
グレード:ライダー
買取価格:16.2万円

実際の買取価格は車の状態が影響しますので、相場よりも高くなることもあれば、修復歴車などであればほとんど値段がつかないこともあります。相場はあくまでも参考価格程度に考えておきましょう。

e-POWER搭載車以外はできるだけ早く売却すべき

日産のノートは、2016年のマイナーチェンジからハイブリッドモデルとしてe-POWERが発売になりました。このe-POWERはとても注目されているシステムで、すでに中古車市場でも人気の高い車種となっています。

e-POWER搭載車がラインナップされたことで、ノートは初代モデル・2代目モデル・e-POWER搭載車の3種類に分類されるようになりました。これにより初代モデルの買取相場はこれから大きく下がっていくことが予想されます。

実際の買取実績を見ても、初代モデルはすでに7年落ちということもあって、ハイグレードのモデルでも30万以下が相場になっています。さらに10年落ちになるとグレードによっては0円査定になることもありますので、初代モデルの売却を考えている人は、できるだけ早めに売るようにしたいところです。

2代目も同様にe-POWER搭載車の勢いに押されることが予想されます。中古車市場では人気が高い車ほど査定額もあがりますので、人気のe-POWERは高額査定になり、通常のモデルの評価は下がってしまう可能性があります。

すでに中古車市場に出回っているとはいえ、現段階ではまだ台数が少ないのもあり、e-POWER搭載のノートは高値で取引されています。あと2〜3年で多くのe-POWER搭載車が出てきますので、できることならそうなる前に買い替えしましょう。

ただし、あわてて売ってしまう必要はありません。すぐに売りたいという気持ちが買取業者に伝わってしまうと、足元を見た査定額を提示されてしまいます。足元を見られずに、高値で買い取りしてもらうにはちょっとしたコツがありますので、次章でそのコツをご紹介します。

ノート高価買取のコツ3選

ノートはこれからe-POWER搭載車が中古車市場に出てきますので、非搭載車はこれまで以上に買取額が下がりやすくなることが予想されます。そんなノートを少しでも高く売りたいときには、次の3点を意識してください。

ノート高価買取のコツ3選
  1. 走行距離が長くならないうちに売る
  2. フルモデルチェンジ前に売却する
  3. 売却に必要な書類を用意しておく

これだけでは、なぜ高値になるのか分かりませんよね。それぞれの理由について詳しく説明していきます。

1.走行距離が長くならないうちに売る

車の買取価格というのは「年式・走行距離・グレード」の3つでほぼ決まります。もちろん車の状態も考慮されますが、問題なく走れていて、大きな傷や凹みがなければ、それほど大きな影響はありません。そうなると、高く売るためには走行距離が長くならないということが重要です。

1年で1万キロがひとつの基準になっていて、それよりも短い場合にはプラス査定になり、長い場合にはマイナス査定になります。例えば2013年式のノート(MEDALIST)の場合、走行距離別の買取価格は次のようになります。

ノートの走行距離別買取価格
  • 3万キロ:44.4万円
  • 4万キロ:41.8万円
  • 5万キロ:39.7万円
  • 6万キロ:38.1万円
  • 7万キロ:36.7万円

このように同じ年式、同じグレードのノートでも、走行距離が長くなると買取価格が大きく変わる事がわかります。さらに、一般的に10万キロを超えると中古車市場では、ほとんど買い手が見つからなくなりますので、できるだけ走行距離が短いうちに売るようにしましょう。

2.フルモデルチェンジ前に売却する

ノートは6年ごとにフルモデルチェンジすると言われていますので、次のフルモデルチェンジは2018年もしくは2019年と予想されています。スマートフォンなど、新しいモデルが発売になると古いモデルの中古価格が下落しますが、車も同じように大きな変更があったときにはその価値が落ちてしまいます。

ノートを高く売りたいのであれば、前回のフルモデルチェンジから5年くらいで売却をするのがおすすめです。そういう意味ではフルモデルチェンジ直前と予想されている今は、高値で買い取りしてもらうためのギリギリのタイミングです。

特に2代目のノートに乗っている人は、2018年のうちに売却するのがおすすめです。2019年になると新しいモデルが発売になり、買取価格が大幅に下る可能性がありますので、できるだけ早いタイミングで売ってしまいましょう。

3.売却に必要な書類を用意しておく

車の査定をしてもらう前に、売却に必要な書類をすべて揃えておきましょう。その場で契約できるくらいの準備をしておくことで、本気で売却をしようとしていることが伝わります。そうなると買取業者もなんとかして売ってもらおうと少しでもいい条件を出してきます。

車の売却に必要な書類
  1. 自動車検査証(車検証)
  2. 印鑑登録証明書
  3. 自動車税納税証明書
  4. 自賠責保険証
  5. 自動車リサイクル券の預託証明書

まずはこの5つの書類が手元にあるのかを確認してください。そのうえで実印を用意して、書類が揃っているので、金額が良ければすぐに契約できることを伝えてください。

気をつけたいのは印鑑登録証明書記載と自動車検査証の住所が一致しているという点です。これが一致していない場合には、住民票の写しや戸籍の附票などが必要になります。引っ越しをして届けを出していない人は、これらの書類も用意してください。

書類の紛失がある場合には、それらを再発行してもらわなくてはいけません。書類によっては数週間かかることもありますので、査定から時間が経過してしまうため、最初の査定額から金額を下げられてしまうこともあります。これを防ぐためにも、査定を受ける前に書類が揃っているか確認しておきましょう。

ノートを高く売るためには業者選びが重要

ノートを高く売るための3つのコツをご紹介しましたが、これらに加えてさらに査定額をアップできる方法があります。それは「高く買い取りしてくれるお店に売る」ということです。車の買取価格というのは相場があるものの買取店によって違いがあります。

このためどこに売るのかという、業者選びがとても重要になります。でも、どうやって業者を選んでいいのか分かりませんよね。ここではそんな業者選びのポイントをご紹介します。

複数の業者に見積もり依頼する

どの買取店も「どこよりも高く」を掲げていますが、もちろんすべての業者が高値を出してくれるわけではありません。本心ではどこも安く買い取りたいと考えていますので、業者によっては足元を見た査定額を提示してくることもあります。

例えば、買取相場が40万円のノートを査定してもらったときに、「35万円が限界です」と相場以下の金額を提示してくる業者がほとんどです。ところが、複数の業者に査定してもらい相見積もりの状態にすれば、競争相手がいるために安値が提示できなくなります。

他の業者が相場である40万円を提示したら、当然35万円では売ってもらえません。自社に売ってもらいたいなら、他社よりも高値を提示しなくてはいけなくなり、業者同士が競い合ってくれますので自然と査定額が上がるというわけです。

もちろん、交渉が得意な人であれば複数の業者に見積もりをしなくても、駆け引きで高値を引き出すことが可能ですが、交渉があまり得意でない場合には相場以上の額を提示してもらうのはかなり難しくなります。高値で買い取りしてもらいたいのであれば、必ず複数の業者に査定してもらいましょう。

それがカンタンにできるのが車一括査定

複数の業者に依頼するとなると、業者ごとに店舗へ持ち込んで査定してもらうか、業者のWEBサイトから査定依頼をしなくてはいけません。1回の査定に1時間くらいかかりますので、4〜5社に査定してもらおうとすると1日作業になります。

WEBサイトから査定依頼をして出張査定してもらうにしても、車の情報や個人情報をその都度入力しなくてはいけません。思ったよりも入力項目が多く、ほとんどの人は2〜3社くらい査定依頼をしたところで面倒になってしまい、そこで止めてしまいます。

4〜5社に査定依頼をするというのは高値で売れる一方で、とても手間と時間がかかるという大きな問題があります。ところが、そんな手間と時間がかかるという問題を解決してくれる素晴らしいサービスがあります。それは車一括査定です。

車一括査定は1度の申し込みで、複数の業者にまとめて査定依頼できるというサービスです。車一括査定のサイトから情報を入力して送信するだけで、選択した買取業者の方から連絡があり、出張査定をしてもらえますので、手間はほとんどかかりません。

しかも、業者は最初から相見積もりの状態にあることを把握していますので、駆け引きすることなく最初から高値を提示してくれます。ほとんどのケースで相場以上の金額を提示してくれますので交渉する必要もありません。

ディーラーの下取りよりも10万円以上高値になるというケースもあり、賢く車を売りたいという人のあいだでは、すでに定着しつつある売却方法です。以前は売買でのトラブルもあったようですが、最近はそれも減っていますのでトラブルになる心配もありません。ノートを1円でも高く売りたいのであれば、ぜひ車一括査定を活用してみましょう。

まとめ

低価格で購入できるハッチバックとして人気の高い日産のノート。2016年にe-POWER搭載車が発売されたことで、さらに注目を浴びた車種ですが、このことがノートの買取価格にも大きな影響を与える可能性があります。

この記事のまとめ
  • 初代モデルも2代目も今が売るべきタイミング
  • 走行距離が短いうちに売ること
  • フルモデルチェンジする前に査定してもらう
  • 複数の業者に査定してもらえば査定額が相場よりも高くなる
  • 手間と時間を掛けたくない場合には車一括査定がおすすめ

e-POWER搭載車が中古車市場に増えてくるのに合わせて、2018年から2019年にかけてノートのフルモデルチェンジが予想されています。このため、初代モデルも2代目もこのタイミングで査定額が下がる可能性があります。

もし買い替えや売却を考えているのであれば、先延ばしにするのではなく今このタイミングで売却しましょう。ただし、慌てて売ろうとすると、買取業者に足元を見られてしまいますので、必ず複数の業者に査定依頼して相見積りの状態にしてください。

ただし、相見積りにするにはとても手間と時間がかかります。忙しくて車の売却に時間をかけられないという人は、車一括査定サービスがおすすめです。査定依頼の労力を最小限にしつつも、愛車を高く買ってもらいましょう。